メメント森

そのうち攻略情報とか書けたらいいな

男の花道

先日、義兄が永眠した。ガンだった。 姉よりひと回り以上歳上で、前妻との間に娘が2人いた。姉が結婚の報告にきたあと、父は大反対、母と兄はやや反対、俺だけ大賛成、というのが家族の第一印象だった。俺と姉がひと回り離れているので、俺から見ればふた回…

おもいでエマノンという病

梶尾真治の小説を鶴田謙二がコミカライズした『おもいでエマノン』という作品がある。発行は2008年、約14年前の本だ。 主人公の青年が船で出会った少女との1日を描いたSF短編で、SFである以上、あらすじはあまり細かく紹介できない。1冊完結なので、もし興…

成人式の思い出

一番の親友だった奴がいた。ここではWとする。 Wは肥満児で運動音痴、成績も常に下のほうだったが、明るくて面白く、ゲームとイラストが抜群にうまかった。席も家も近かったのですぐ仲良くなり、小学校6年間はずっと同じクラスだった。中学ではクラスこそ…

ネトゲの世界の一期一会

1年間、こつこつ遊んできたゲームの同盟が解散した。 ゲーム自体はまだ続く。でも自分が遊ぶペースは劇的に落ちるだろうな、と人ごとのように思う。 PCゲームなので、コミュニケーションはdiscordがメイン。70人以上いる大所帯で、サーバ1位も何度か取った…

幸福と教育の国、フィンランド

フィンランドに34歳の女性首相が誕生した。日本人の感覚だと若さに驚いてしまうが、そもそもフィンランドの議員の平均年齢は47歳と若い(日本は57歳)。しかも女性議員の割合は46%もの高さを誇り、政権与党(連立政権)の4人の党首は全員が女性だ。女性が…

語彙力を考える

「語彙力」は、言葉の意味そのままで受け取れば、どれだけ言葉を知っているかを指す。その言葉を使いこなす力、というニュアンスも併せ持つ。 「知っている」ことと「使いこなす」ことの間には大きな隔たりがある。語彙と教養を兼ね備えた人は、相手に伝わる…

どうしよ平八郎の乱

ギャル語(かどうか不明なものも含め)のネットミームは語感だけで勝負しているものが多く、意味はほとんどない。それでもなんとなくわかるのが面白いところで、語感がいいから使いたくなる。 これはギャル発(ないしギャルが言いそうな言葉)なのがいいとこ…